SONYが1972年に発売した、SQ方式による4チャンネルレシーバーです。パワーアンプはパワーTrに2SC1060を使った正負電源のOCLシングルエンドPPで、出力は8Wx4(8Ω)です。SQ方式及びマトリクス方式による疑似4ch再生を楽しむことができます。4chディスクリート入力を備えており、各社の4ch方式に対応できるようになっています。SONY特有の下向き指針の4連VUメータを備えており、チューナー部と一体化したリア照明により美しくイルミネーションされます。
この製品の魅力となる“顔”であるフロントパネルは、重量のあるアルミダイキャストの枠と、アクリル板及びスイッチ類をマウントするアルミパネルで構成され堅牢な構造となっています。フレームの鍍金は厚みがあり、光沢を保っています。
VUメーターはスイッチで通常と-20dBの切り替えができ、ヘッドフォンレベルと大音量時にちょうど良い振れ幅になるようになっていますので、視覚的に楽しめます。
FMステレオ、AMの受信は良好です。フォノ・ラインともいい音で再生します。SW、VRには気になるガリ、ノイズはありません。
トランジスタの劣化によるノイズがあったので、オーディオ部のモールドトランジスタを交換しました。キャビネットに痛みがあったので、パテで補修後再塗装しました。落ち着いたマルーンカラーにしました。
4chディスクリート入力を使って、5.1chサラウンドシステムのフロント及びリアアンプとして使うと、音量バランスを目視できるため、調整が楽にできます。
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